「第二種電気工事に合格したい!」「第二種電気工事士を受けてみたい!」という方へ
大学生の私が第二種電気工事士に一発合格したそのときの勉強方法を紹介します。
第二種電気工事士は筆記試験と実技試験どちらも合格する必要があるので、筆記対策用と実技対策用の勉強方法をそれぞれ紹介します。
結論から言うと、第二種電気工事士は実技で練習するための出費を惜しまなければ誰でも十分に合格のチャンスがある試験です
第二種電気工事士とは|簡単に
まず、第二種電気工事士はどのような試験なのかを簡単に解説します。
第二種電気工事士とは、ECEE(一般財団法人 電気技術者センター)により年2回試験が行われている国家資格です。
第二種電気工事士を取得することで、一般住宅や小規模な店舗、事業所で600V以下の配線や電気使用設備等の一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができるようになります。(具体的に言うとエアコンの配線工事、コンセントの増設・移設などなど)
第二種電気工事士の特徴
- 受験料はインターネット申し込みで9300円(郵送だと9600円)
- 筆記試験と実技試験が別日程で行われ、筆記試験を合格した人のみが実技試験を受けられる(筆記試験免除制度あり)
- 筆記試験はすべてマークシート方式の4択問題
- 実技試験は製作課題が一つ与えられ、自ら指定の工具を持ちこんで時間内に作製することが求められる
筆記試験対策|第二種電気工事士の勉強法①
筆記試験はすべて4択の選択問題で60%以上で合格なので、シンプルに参考書をしっかり勉強すれば確実に受かります。
私が使った参考書はこれです。どちらも発行元が同じで、一緒に勉強しやすいようにできている上に毎年最新版が出版されるので最新の試験対策ができます。
おすすめ参考書
これは図やイラストを多く使って視覚的にわかりやすく解説しているので読みやすいです。
これは一問一答形式の過去問集です。過去問を見るだけならECEE(電気技術者試験センター)のHPからでも見られますが、こちらは分野毎に別れているので参考書に合わせて一つの分野づつ勉強できるようになっているので十分に買う価値はあります。
筆記試験の勉強法
試験は4択ですが暗記する必要のある問題が多いです。
ですが、参考書を全部読んで理解しようとするのではなく、ざっくりと覚えているだけでいいのでとりあえず過去問を解くようにしましょう。
割合として、参考書3 : 過去問7ぐらいが丁度いいと思います。この手の試験は基本的にほとんど過去問と同じような問題しか出題されないので、過去問の答えを暗記しておけば問題ありません。
ただし、電気工事士として安全のために絶対に知っていないとまずい項目はいくつかあります。こればっかりは電気系統は間違えると大変なことになりますから安全のために仕方がないことです、諦めて本気で勉強してください。
実技試験対策|第二種電気工事士の勉強法②
実技試験対策のために必要なもの
筆記試験はほとんどの方が合格しますので、鬼門となるのは実技試験です。必要なものがたくさんあり、かなり費用がかさんでしまいますがこれを購入せずに合格するのはほぼ不可能と考えてください(残念ながら、この出費はかなり痛いです)
実技試験に必要なもの
- 工具
- 練習用の材料セット
- 参考書
工具
必要な工具は圧着工具・プラスドライバー・マイナスドライバー・ウォーターポンプフライヤー・ペンチ・電工ナイフ・VVFストリッパーとたくさんあり、しかもサイズや規格などいろいろ種類があるので経験のない方が個別で用意するのは難しいと思われます。
なので自力で購入する場合は、こちらのHOZAN(ホーザン)の販売している第二種電気工事士用の工具セットが使い勝手が良いのでおすすめです(というか、たぶんこれしかないです)
練習用の材料セット
実技試験は事前に一部分だけの問題が13問公表され、どれか1問が出題されるという形式となっているので事前に練習ができるようになっています。必ず練習しましょう(練習しないと絶対に間に合わない)
しかし残念なことに、練習するためには電気工事で実際に使うような高い材料を購入する必要があります。
おすすめ(というかこれしかない)の練習材料はHOZAN(ホーザン)が販売しているこちらの練習材料セットです
実技試験対策の参考書
私の使ったおすすめ参考書はこちらです。写真がふんだんに使われているので読みやすいです。そして以下で紹介する動画で勉強するより効率はいいのであった方がいいです
実技試験の勉強法
実技試験の合格率を上げる勉強法はただひとつ。
こちらの電気工事士の虎というYouTubeチャンネル動画で実際の実技試験の問題を解きながら解説されているので、この動画を観て練習することです。
HOZAN(ホーザン)が公開している動画なので特にHOZANの工具を買った方はめちゃくちゃ参考になります
これを見て手順を理解したら、あとはひたすら練習して完成速度を早めるだけです。
実技試験を一発で合格する秘訣
最後に、私が実際に受験して感じたポイントを紹介しておきます。
- 一発不合格となる欠陥だけは絶対に気をつける
- 試験官の印象を良くする
- 本番の机の狭さを意識して練習する
一発不合格となる欠陥だけは絶対に気をつける
当然ですね!どんなに早くても重大な欠陥があれば最悪火災などの事故につながります。絶対に気をつけてください
試験官の印象を良くする
実技試験は試験終了後に試験官が採点するので、無意識にあなたの印象に左右されている可能性があります。
ごみをたくさん落とすなど、印象の悪いようなことはしないようにしましょう(そんな人いないと思いますが)
本番の机の狭さを意識して練習する
私が受験したときの試験会場は地方の大学でしたが、机はよくある学校の机のサイズでかなり狭めでした。
本番で変に気にしてしまわないように、道具をまとめて置くようにするのが良いかと思われます。
まとめ:電気工事士はどうしても一発で合格したい
おすすめ参考書
第二種電気工事士の受験料はかなり高いですよね、よく対策をして絶対に一発で合格してください。
少しでも参考になれば幸いです